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目次
RubyGems
RubyGemsは、Rubyのパッケージ管理ツール。PerlのCPAN、PHPのPearみたいなの。
インストール
WindowsのActiveScriptRubyは、最初からgemsがインストールされている。
MacOSX 10.6では最初からインストールされているが、Appleの都合でいつ変えられるか分からないのでMacPortsでRubyと一緒に入れるのが良い。
port install ruby port install rb-rubygems
コマンド
// hogeをインストール gem install hoge // インストールされたパッケージ一覧 gem list // 名前にfugaを含むインストール済みパッケージを探す gem search fuga // ネットワーク上のライブラリを探す gem search --remote fuga gem search -r fuga // パッケージfugaをアップデート gem update fuga // パッケージfugaの古いバージョンを削除 gem cleanup fuga // gems自身をアップデート gem update --system // gemsのバージョン gem --version gem -v gem -v '= 2.0.0' # v2.0.0を入れる gem -v '>= 2.0.0' # v2.0.0以降を入れる gem -v '~> 2.0.0' # 2.0.xの最新版を入れる gem -v '~> 2.0' # 2.xの最新版を入れる // ヘルプ(これ覚えておけばこのページ見る必要ないよ) gem --help gem -h // コマンド一覧を表示 gem help commands
mysqlライブラリを入れる方法
Cベースのmysqlコネクタを入れる。mysqlの場所が見つからなくてエラーになる場合の対処法、MacOSXにMySQL公式のバイナリインストーラでMySQL5をインストールしている場合
$ sudo gem install mysql -- --with-mysql-config=/usr/local/mysql/bin/mysql_config
Windowsでgem update --systemして動かなくなる
for ActiveScriptRuby 1.8.6
ActiveScriptRubyでgem update –systemすると作成されるC:\Program Files\ruby-1.8\bin\gem.bat
が間違っているので修正する
@ECHO OFF IF NOT "%~f0" == "~f0" GOTO :WinNT @"ruby.exe"" "C:/Program Files/Ruby-1.8/bin/gem" %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9 GOTO :EOF :WinNT @"ruby.exe"" "%~dpn0" %*
2カ所あるruby.exeの後ろにダブルクオートが2つ付いているので取る。
Ubuntuでgem update --systemして動かなくなる
for Ruby 1.8.6 and Ubuntu 8.04
aptitudeでrb-rubygemsを入れた後に、gem update –systemするとgemがエラーを吐くようになる。gem1.8というコマンドが作られているのでそちらを使う。
$ gem1.8
オリジナルのgemは要らんが、aptitudeでremoveしようとするとirb等が消されて不便なので残しておいてもいいかも。
Ubuntuでインストールしたコマンドが見つからない
Ruby 1.8 on Ubuntu 9.04
例えばgemでrailsをインストールしてもrailsコマンドが見つからないが、単純にパスが通っていないだけ。
$ sudo gem install rails $ rails -v プログラム 'rails' はまだインストールされていません。 次のように入力することでインストールできます: sudo apt-get install rails $ export PATH=$PATH:/var/lib/gems/1.8/bin $ rails -v Rails 2.3.4
gemパッケージの作成
gemパッケージを自分で作る方法、newgemというライブラリを使うと簡単に作成できる。
インストール
$ gem install newgem
するとnewgemというコマンドが作られる。
$ newgem
Rubyのライブラリを作る場所で
$ newgem hoge -T spec
hogeディレクトリが作成され、その中にライブラリ、rakeタスク等が作成される。-Tオプションでテストライブラリを指定、デフォルトTest::Unit、-T rspecでRSpecを指定。
rakeでテストを実行
$ rake test $ rake spec
rakeでgemパッケージをビルド
$ rake package
既存のものに適用
既に開発中のものにnewgemを適用することもできる。hogeというライブラリを作成しているなら、
hoge/lib/hoge.rb hoge/spec/hoge_spec.rb
のようなディレクトリ構成にしておき hoge ディレクトリの上で
$ newgem hoge -T rspec
とする。ヘルパやrakeタスクなどが作られる。hoge.rbやhoge_spec.rbを上書きしようとするので、一度退避させて後でマージするのが吉