差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

--- rubygems [2011/08/02 02:41] – [rubygems-update] nullpon
+++ rubygems [2020/07/12 10:16] (現在) – [ローカルからインストール] nullpon
@@ 行 1: / 行 1: @@
 ====== RubyGems ======
-RubyGemsは、Rubyのパッケージ管理ツール。PerlのCPAN、PHPのPearみたいなの。
-  * [[http://rubyforge.org/projects/rubygems/|RubyForge: RubyGems]]
-  * [[http://jp.rubyist.net/magazine/?0006-PackageManagement|Rubyist Magazine - シリーズ パッケージマネジメント 【第 1 回】 RubyGems (1)]]
+===== シェルスクリプトで使える技 =====
+gemでインストールしたコマンドのパスを取得する。
-===== インストール =====
+  GEM_EXEC_PATH=$(ruby -e "puts Gem::bindir")
-WindowsのActiveScriptRubyは、最初からgemsがインストールされている。
+bundlerが入っていなければinstallする。
-MacOSX 10.6では最初からインストールされているが、Appleの都合でいつ変えられるか分からないのでMacPortsでRubyと一緒に入れるのが良い。
 <code>
-port install ruby
+if ! gem which bundler >/dev/null 2>/dev/null; then
-port install rb-rubygems
+  gem install bundler
+fi
 </code>
-===== コマンド =====
+===== サブコマンド =====
+hogeをインストール
+  $ gem install hoge
+バージョン指定インストール
 <code>
-// hogeをインストール
+$ gem -v '= 2.0.0'     # v2.0.0を入れる
-gem install hoge
+$ gem -v '>= 2.0.0'    # v2.0.0以降のリリース最新版入れる
+$ gem -v '~> 2.0.0'    # 2.0.xの最新版を入れる（2.1は入らない、たとえば2.0.9が入る）
+$ gem -v '~> 2.0'      # 2.xの最新版を入れる（3.0は入らない、たとえば2.9が入る）
+</code>
-// インストールされたパッケージ一覧
+パッケージfugaをアップデート
-gem list
-// 名前にfugaを含むインストール済みパッケージを探す
+  $ gem update fuga
-gem search fuga
-// ネットワーク上のライブラリを探す
+パッケージfugaの古いバージョンを削除
-gem search --remote fuga
-gem search -r fuga
+  $ gem cleanup fuga
-// パッケージfugaをアップデート
+gems自身をアップデート（現在、このコマンドが無効になっている）
-gem update fuga
+  $ gem update --system
-// パッケージfugaの古いバージョンを削除
+ヘルプ（これ覚えておけばこのページ見る必要ないよ）
-gem cleanup fuga
-// gems自身をアップデート
+  $ gem --help
-gem update --system
+  $ gem -h
-// gemsのバージョン
+コマンド一覧を表示
-gem --version
-gem -v
-gem -v '= 2.0.0'  # v2.0.0を入れる
+  $ gem help commands
-gem -v '>= 2.0.0' # v2.0.0以降を入れる
-gem -v '~> 2.0.0' # 2.0.xの最新版を入れる
+===== パッケージ検索 =====
-gem -v '~> 2.0' # 2.xの最新版を入れる
-// ヘルプ（これ覚えておけばこのページ見る必要ないよ）
+searchは部分一致、listは前方一致、完全一致させたければqueryサブコマンドと正規表現で
-gem --help
-gem -h
-// コマンド一覧を表示
+  $ gem query -n ^rails$
-gem help commands
-</code>
+rオプションでremoteから探す、aオプションでバージョンを列挙。
+  $ gem search rails -r -a
 ===== mysqlライブラリを入れる方法 =====
 Cベースのmysqlコネクタを入れる。mysqlの場所が見つからなくてエラーになる場合の対処法、MacOSXにMySQL公式のバイナリインストーラでMySQL5をインストールしている場合
@@ 行 64: / 行 66: @@
 ===== rubygems-update =====
 Rubygems自体のアップデートを管理するパッケージ。
-今は gem update --system を使わない。
 最新版にする。
@@ 行 78: / 行 78: @@
 gem rubygems-update でインストール、update_rubygems で切り替え
+==== ubuntuでインストール済みgemが消えてしまう対策 ====
+ubuntuの一部のバージョンではupdate_rubygemsするとgemライブラリ置き場が変わってしまうので、今まで使っていたライブラリがロードできなくなる
+  $ export GEM_HOME=/var/lib/ruby/gems/1.8
+GEM_HOMEを指定するか
+  $ sudo ln -s /var/lib/gems /usr/lib/ruby/gems
+標準のgemディレクトリの場所に、Ubuntuのgemディレクトリのシンボリックリンクを作成するとよい。
 ===== Windowsでgem update --systemして動かなくなる =====
 for ActiveScriptRuby 1.8.6
@@ 行 117: / 行 129: @@
 </code>
-===== gemパッケージの作成 =====
+===== 既存のgemファイルを弄る =====
-gemパッケージを自分で作る方法、newgemというライブラリを使うと簡単に作成できる。
-インストール
+既存のgemの取得・展開して修正する
-  $ gem install newgem
+<code>
+$ gem fetch hogehoge
+$ gem unpack hogehoge-x.y.z
+</code>
-するとnewgemというコマンドが作られる。
+修正が終わったら再度パッケージする。
-  $ newgem
-Rubyのライブラリを作る場所で
+ファイル構成が変わった場合はgemspecを作り直す
-  $ newgem hoge -T spec
+<code>
+$ gem spec hogehoge > hogehoge.gemspec
+</code>
-hogeディレクトリが作成され、その中にライブラリ、rakeタスク等が作成される。-Tオプションでテストライブラリを指定、デフォルトTest::Unit、-T rspecでRSpecを指定。
+gemパッケージ作成
+<code>
+$ gem build hogehoge.gemspec
+</code>
-rakeでテストを実行
+===== ローカルからインストール =====
-  $ rake test
-  $ rake spec
-rakeでgemパッケージをビルド
+自作gemをローカルからインストールする場合など
-  $ rake package
-==== 既存のものに適用 ====
+<code>
-既に開発中のものにnewgemを適用することもできる。hogeというライブラリを作成しているなら、
+# 適当なgemソースを取得
-  hoge/lib/hoge.rb
+$ git clone https://github.com/paulownia/http-server.git
-  hoge/spec/hoge_spec.rb
-のようなディレクトリ構成にしておき hoge ディレクトリの上で
-  $ newgem hoge -T rspec
-とする。ヘルパやrakeタスクなどが作られる。hoge.rbやhoge_spec.rbを上書きしようとするので、一度退避させて後でマージするのが吉
+# ビルド
+$ gem build http-server.gemspec
+# インストール
+$ gem install http-server-0.1.3.gem
+</code>