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--- mongodb:cluster [2012/12/25 07:09] – [mongos] nullpon
+++ mongodb:cluster [2015/03/16 09:08] (現在) – [トラブルシューティング] nullpon
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-====== mongoDBクラスタ ======
+====== mongoDB cluster ======
-※ 下書き
+mongoDBはレプリカセットとシャーディング機能をサポートしている。レプリカセットはDBの複製を作成し、自動フェイルオーバーによってサーバが落ちたとき接続先をレプリケーションサーバに切り替えることで可用性を確保できる機能。シャーディングはコレクションを分割して複数のDBに分散して保存することで同時読み込み、書き込み機能を向上させてスケールアウトする機能。
-mongoDBではレプリカセットとシャーディング機能が使える。レプリカセットはDBの複製を作成し、自動フェイルオーバーによってプライマリサーバが落ちても複製に切り替えることで可用性を確保できる機能。シャーディングはコレクションを分割して複数のDBに分散して保存することで同時読み込み、書き込み機能を向上させてスケールアウトする機能。
 ===== シャーディング =====
-シャーディングには3種類のサーバが必要。以下はローカルでシャーディング環境を試すための設定。実運用向けではない。
+mongod、mongoc、mongosの3種類のサーバプロセスがある。これらのプロセスは本来はそれぞれ別のサーバマシン上で立ち上げるものである。ここでは全てのプロセスをローカルで起動させる。
 ==== mongod ====
-shardサーバ。portを変えて3プロセスぐらい起動する
+データを格納するshardサーバ。
+**shardsvr**オプションにtureを指定する。他は通常のmongodと同じように設定する。
 <code>
 port = 27001
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 </code>
-shardsvrオプションをセットする。
+起動する。
-forkはdeamonモードでの起動（この場合はpidfilepath必須）。logappendは再起動時に以前のログを消さずに続けて書き込むかどうか。restはwebインターフェースを起動するかどうか
 <code>
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 ==== mongoc ====
-正式にはconfigサーバと呼ばれるが、mongocと呼ばれることが多い。クラスタ全体の情報を知っているサーバ。テストなので１プロセスしか立ち上げないが、３プロセスでクラスタリングするのが基本。実運用では単一障害点にならないように物理的に分けた３台のサーバで運用する。
+正式名称はconfig serverだが、日本のユーザの間ではmongocと呼ばれることが多い。クラスタの情報を管理するサーバで、これが停止するとクラスタ全体が停止してしまう。テストなので１プロセスしか立ち上げないが、実運用では単一障害点にならないように物理的に分けた３台のサーバでプロセスを立ち上げて冗長化する。
+**configsvr**オプションにtrueを指定すると、config serverとして起動される。それ以外はmongodと同じ。
 <code>
@@ 行 67: / 行 67: @@
 </code>
-configsvrをセットするとmongocとして起動される。
+mongodコマンドで起動。
 <code>
@@ 行 73: / 行 73: @@
 </code>
-mongodコマンドで起動。
+==== mongos ====
+mognosルータ。アプリから接続されるプロセスでクラスタをアプリから隠蔽する。本番環境ではアプリケーションサーバ上にプロセスを立てて運用されることが多い。
-==== mongos ====
+**configdb**にmongocのhost、portを指定する（複数台構成の場合はカンマ区切りで）。アプリからの接続先になるのでportはmongoDBのデフォルトを指定するのが良い。
-mognosルータ。アプリが直接接続するプロセス。クラスタをアプリから隠蔽する。本番環境ではアプリケーションサーバ上で運用されることが多い。
-設定ファイルは最低限以下のようにする
 <code>
 port = 27017
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 logappend = true
 fork = true
-configdb = "127.0.0.1:27020"
+configdb = 127.0.0.1:27020
+# configdb = "127.0.0.1:27020"   mongoDB 2.2ではダブルクオートで囲むとエラーになるので注意
 </code>
-アプリからの接続先になるのでportはmongoDBのデフォルトを指定するのがベスト。
+起動は **mongos** コマンドで
-configdbが最も大事なオプションでconfig serverを指定する。複数台構成の場合はカンマ区切りで。
 <code>
 $ mongos --config=/etc/mongos.conf
 </code>
-起動はmongosコマンドで。mongosはmongoc起動後でないとエラーになる。
 ==== シャーディングの設定 ====
-クラスタリングの情報はmongocが知っている。まずはmongocにクラスタサーバの情報を教えなければならない。
+各プロセス起動後、クラスタの設定を行う。
-mongosに接続して
+mongosでadmin dbに接続して
 <code>
-$ mongo
+$ mongo admin
 </code>
-mongodをクラスタに追加する
+mongodをシャードサーバとしてクラスタに追加する
 <code>
-mongos> use admin;
+mongos> db.runCommand({addshard:"127.0.0.1:27001", name:"ShardHogeDB01" , allowLocal:true});
-mongos> db.runCommand({addshard:"127.0.0.1:27001", name:"hoge01" , allowLocal:true});
+mongos> db.runCommand({addshard:"127.0.0.1:27002", name:"ShardHogeDB02" , allowLocal:true});
-mongos> db.runCommand({addshard:"127.0.0.1:27002", name:"hoge02" , allowLocal:true});
+mongos> db.runCommand({addshard:"127.0.0.1:27003", name:"ShardHogeDB03" , allowLocal:true});
-mongos> db.runCommand({addshard:"127.0.0.1:27003", name:"hoge03" , allowLocal:true});
 </code>
-dbレベルでシャーディングを有効化
+dbにシャーディングを設定
 <code>
-mongos> db.runCommand({enablesharding:"hogedb"});
+mongos> db.runCommand({enablesharding:"hogeDB"});
 </code>
 コレクションにシャーディングを設定
 <code>
-mongos> db.runCommand({shardcollection:"hogedb.someCollectionName", key:{ _id :1 }});
+mongos> db.runCommand({shardcollection:"hogeDB.fugaCollection", key:{ _id :1 }});
 </code>
+シャーディングの設定は以下のコマンドで表示できるが、正直読みにくい
+<code>
+mongos> db.printShardingStatus();
+</code>
+==== トラブルシューティング ====
+<code>
+"error creating initial database config information :: caused by :: can't find a shard to put new db on",
+</code>
+mongodがクラスタに１つも存在していない。１つ以上のmongodをクラスタに追加する
+==== flushRouterConfig ====
+mongosにキャッシュされているクラスタ情報をクリアします
+<code>
+db.adminCommand("flushRouterConfig")
+</code>